サロン経営者のみなさまへ
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もともとは先代の昔かたぎな
理容室の一角ではじめた
「女性のお顔剃り」でした
お顔剃りが生む新たな価値を追求して
今から約35年前――
月に一度の「顔剃り」がすでに多くのお客様に習慣化されていた頃、お客様から寄せられるさまざまな声をきっかけに、私たちは「お顔剃り」の新たな可能性を模索し始めました。その一環として、女性従業員による『お顔剃り勉強会』を立ち上げました。
勉強会を進める中で、「顔剃り」を通じてお客様のお肌の悩みや美肌への願望に深く触れる機会が増え、「お顔剃り」は単なる技術にとどまらず、美顔や整肌の知識と技術が必要不可欠であると気付いたのです。そこで私たちは、エステティックという新しい分野の学びに挑戦し、「エステシェービング」という独自の施術スタイルを築き上げました。
女性専用理容室の先駆けとして
ヒアリングを重ねる中で見えてきたのは、「理容室は入りにくい」「男性がいるとリラックスできない」「素肌を大衆的な空間で見せたくない」といった女性ならではの課題でした。こうした声に応えるためにたどり着いたのが、『お顔剃り専門店化』という選択肢です。
そして、平成14年9月22日、西日本でいち早く女性専用理容室として『フェイシャルエステシェービング専門店 Ange(アンジュ)』をオープンしました。この試みは、「お顔剃り」だけでも経営を成り立たせることができると証明し、同業の皆様や女性理容師の方々に新しい可能性を示したいという思いからでした。
お顔剃りを通じて広がる未来
月に一度のお顔剃りがもたらす心地よさと効果を、より多くの人に知っていただきたい。その想いから『お顔剃りアンジュ』はスタートしました。お客様に美しい素肌を提供するだけでなく、同じ業界で活躍する理容師の皆様にも「エステシェービング」という新たな技術を体験し、その可能性を実感していただきたいと考えています。
「顔剃り」の魅力を再発見し、お顔剃りをより多くの人に届けるために、私たちはこれからも挑戦し続けます。
女性による女性のためのお顔剃り
理容の発展のために
お顔剃りの歴史と可能性を再発見する
「美顔術」と呼ばれる技術は、日本剃刀を用いてえり足や眉を整える「お顔剃り」として古くから親しまれてきました。昭和40年代頃までは、女性が理容室でお顔剃りを受けることはごく自然な習慣でした。しかし、いつの頃からか、多くの女性がえり足や顔剃りをやめ、美容室に足を運ぶようになったのはなぜでしょうか?
日本におけるエステティックの始まりは明治38年にさかのぼります。当時、横浜で外国人専用の理容院を営んでいた芝山健太郎氏が、W・キャンブル氏から伝授された「キャンブル式フェイスマッサージ」を基に完成させたとされています。この歴史の中で重要なのは、「剃刀を用いた美顔術」や「エステティック」が、理美容師の手によって生まれた技術であるという点です。
私たち理容師は、剃刀を用いた「お顔剃り」や「シェービング」という専門技術を持っています。このスキルを最大限に活かすことこそ、理容師としての使命であり、新たな価値を生み出すカギではないでしょうか?
理容の幅広い技術の中で差別化を図る
理容師が提供できる技術は多岐にわたります。カット、シェービング、シャンプー、カラーリング、パーマ、アイロン、ストレートパーマ、そしてフェイシャルエステなど、どれもがプロフェッショナルとしての誇りをもって提供するものです。
しかし、その中でも「お顔剃り」や「エステシェービング」を自店の強みとして特化させ、他にはない独自のメニューとして確立することが、これからの理容業界で生き残るための重要な戦略だと信じています。それは単なる技術ではなく、お客様に新たな満足を提供し、他店との差別化を図る力となります。
アンジュが目指す未来
アンジュでは、女性理容師がその腕を最大限に発揮できる「エステシェービング技術」をお伝えする勉強会を不定期に開催しています。お顔剃りを単なるサービスとして提供するのではなく、エステティックの要素を融合させた独自の技術として磨き上げる。その結果、お客様の笑顔や満足が、理容師自身の喜びと誇りに繋がると考えています。
すべてを前向きに捉え、お客様の声に耳を傾けながら、自分の得意とする技術を深めていく――それが、これからの理容師に求められる姿勢ではないでしょうか。お顔剃りという伝統的な技術に新たな息吹を吹き込み、共に理容業界の未来を築いていきましょう。

お顔剃り勉強会について
エステシェービング、レディースシェービング、お顔剃りに真剣に取り組むあなたへ
「小手先のテクニック」や「化粧品頼みのメニュー構成」、「頑張れば何とかなる」といった理想論ではなく、確かな技術と明確な考え方を軸にした実践的な手引きをご提案します。
この講座では、「お顔剃り(理容)」という技術を体系的に見直し、エステシェービングメニューにおける本質的な考え方を深めていきます。さらに、お客様が心から納得し、満足していただける技術と施術の選択基準を学び、実践に繋げていく内容を提供しています。
一歩ずつ順序立てて学ぶことで、理容師としての新たな価値を確立し、より多くのお客様に信頼される施術者を目指しましょう。
あなたのエステシェービングのサポートをさせていただきます。

講習内容
- 1.今現在の現状(環境、技術スキルなど)
- 2.目指すべき目標設定
- 3.コンセプト別、料金設定の仕方
- 4.理容師として美容師として
プロフェッショナルな役割 - 5.1・2・3方式メニュー
- 6.飽きさせないメニューの展開方法
- 7.三角形のバランス考案法
- ※質問タイム

実技講習
- 各々の技術の見極め(シェービング・フェイシャルエステトリートメント・全体の流れ)
- 各々の技術の足し算・引き算(付け足すべきプラス技術と今すぐやめるべきマイナス技術の提案)
- 補足:持参物・実技用のタオル2枚 ・エステシェービング用具一式
勉強会に参加するメリット
揺るぎない信念と未来を切り拓く基盤
当店では、専門店を開業した時期とほぼ同じ頃から、講習会やセミナーを開催する機会に恵まれ、それをきっかけに勉強会をスタートしました。この活動を通じ、理容業界の多くの方々と交流を深め、「エステシェービング」が理容業界において必要不可欠なメニューであることを確信しています。
勉強会を通じて得た技術や知識をもとに、仲間たちは次々にメニューを展開し、広報活動にも積極的に取り組み、それを行動に移すことで経営に成果をあげています。
この揺るぎない軸は、これからも変わることなく、理容業界での新たな価値創造と発展を支える基盤であり続けます。
講習会参加後、実践・行動を起こした
当初、昔ながらの散髪屋・床屋スタイルと、理容らしく男性向けの店名をもって開業された女性理容師オーナーさんは、当店のエステシェービング講習会へ参加され、その際にご提案した内容を即実践・行動されました。すると、女性のお客さまがどんどん増えてきました。今では店名を変更しようかな…?と悩まれています。
提案した集客法の一つをすぐに実践
これまで何年も勉強会へは参加してくださっているものの、なかなかに行動に移せず、結果が出ないまま過ごしていらっしゃいました。ある時、勉強会への参加をお断りさせていただきました。その後しばらくたってから勉強会へ復活。集客法のひとつを提案して実践したところ、その時のお客さまが顧客となり口コミが始まりそれ以来、新規客・商品購入客も増えて、お顔剃りメニューがお店の看板として定着しました。
ターゲットに当てはめたメニュー作り
サロンがある場所は、中心街からは離れている郊外で、子育て中だし頑張らなくては。という気負いをもって勉強会に参加されていた女性理容師さん。いまではどのサロンでも当たり前ですが、当時では珍しい「完全予約制」を取り入れて、エステシェービングのメニューを軸にカットやその他の技術も女性のためのメニュー化を実践。椅子1つの「おひとり様サロン」でサロンワークを楽しまれています。